長年のセラピストとしての仕事の疲れがたまっていて、肩・腰・膝、大腿の裏の張りが取れず、全身を緩めて元の状態に戻したい。反り腰や猫背も気になるということで、当院にいらっしゃいました。
1回/90分
望診・顔診では、 (写真では写せませんでしたが)右の肩口が狭くなって上がり硬縮していました。この症状は天城流では小腸系の右側の滞りなので、胸と大腿を緩めて取りました。
Mさんのお身体の特徴としては縮み系で、背骨のS字ラインが強くなる傾向にあります。そのため疲れが溜まってくると、首・腰の反りが強くなりお尻も後ろに出てしまいがちとなります。今回は全身の調律なので、足先から手首まで全ての滞りをとって、お身体を元の状態に戻していきました。
これらの施術で、肩・腰周りの緊張が取れたので、バレリーナのように背中のS字ラインが綺麗な曲線を描けるようになり、お腹周りもスッキリとしてきりました。正中線と言われる「足首・膝・股関節・肩関節・耳」の中心点のラインが、施術後ではより揃っていることが確認できます。
大腿の裏と膝裏の硬さがもう少し取れると、正中線のバランスがより取れるようになって、さらにスッキリと立てるようになってくるでしょう。ここは次回以降の施術に持ち越しとなりました。
Mさんの体調不良の原因は、ハードなお仕事からくる疲労による筋肉の硬縮によるものですので、日々の生活の中で簡単にできるケア方法をお伝えいたしました。
1. 胸を反らして呼吸を入れる体操。
2. 前縦靭帯・後縦靭帯・黄色靭帯・棘間靭帯・白線の緩め方。
3. よく噛んで食べる(理想的には47回)
これらのケアを続けていくことで、日常的なお身体のメンテナンスは大丈夫でしょう。
施術後の第一声は「あ〜、スッキリしたわ!!」とMさん。確認のため施術前と施術後の写真を見比べていたMさんは、「あらぁ、ずいぶん変わったわねぇ」とお喜びいただけました。私が「立ち姿はまるでバレリーナのようですよ」とお声をかけると、「それは言い過ぎよ❤」とたしなめられました。
人気のセラピストさんは、どうしてもお身体を酷使しがちですので、疲れが溜まったら早めに当院でリフレッシュなさってくださいませ。今後のますますのご活躍をお祈りしております！