仕事上どうしても取得しないといけない試験があり、そのために無理して3ヶ月間猛勉強していたら首が回らなくなってしまった。さらに首から肩にかけての違和感もあるということで、当院にいらっしゃいました。
望診・顔診で、体や顔のバランスがどのように偏っているのかを診させて頂いたところ、(写真では写せませんでしたが)右の口角が上がり、右の肩がやや狭くなって上がり硬縮していました。この症状は天城流では小腸系の滞りです。確認のためお臍の2cm右の小腸を押してみるとやはり硬かったので、右側の滞りを胸・肩甲骨・前腕・大腿・ふくらはぎにかけて取ることにしました。
首の両サイドから肩にかけての痛みの原因は、その60%は手首(特に親指側の筋肉が骨と癒着)にあるのでそこを剥がし、第4頸椎が凹んでいたので首の奥の筋膜(棘間筋)を緩め首の前後の曲がりを元に戻しました。
肩が内側に巻いていたので、これは肩甲下筋という肩甲骨の裏側についている筋膜を緩めることで内巻きを元に戻し、さらに胸の筋肉の縮みをとって胸が開きやすいようにしました。
これらの施術で、首・肩周りの緊張と痛みは取れてスッキリと元の位置に戻り、背中のS字ラインが綺麗な曲線を描けるようになり、呼吸も楽になりました。
Rさんの首から肩にかけての痛みと巻き肩の原因は、手首と腕の付け根の筋膜(肩甲下筋) がその生活習慣の中で硬くなってしまうことにあります。そのためセルフケアは次のことをお伝えいたしました。
1. 手首の両サイドの筋膜を骨からはがす。
2. 腕の付け根の筋膜を下から上にこそぐように親指の爪先で剥がす。
3. 胸をほぐす(両手を優しく胸に当て、奥の筋膜や腱を動かす)
これらを続けていくことで、いつまでも身体は痛みを発することなく思い通りに動いてくれるでしょう。
確認のため施術前と施術後の写真を見比べていたRさんは、「服のシワの寄り方が変わっているし、なんだか痩せたみたいにも見えるし…。というか痩せてる!」「1回の施術でここまでスッキリとするとは思っていなかった!」とお喜びいただけました。
天城流の手技の特徴の一つに「痩身効果」があります。滞りを緩めると同時に、溜まった血液・リンパも流していくので健康的に痩せていきます。身体のバランスを元に戻しながら痩せたい…という方は当院の施術は大変有効です。ぜひ一度体感してみてくださいませ。